骨肉分離機、POSS、BEEHIVEなど チキンミンチの本当の品質を評価 旅の楽しい話

骨肉分離機も一つのナイフです
Deboner is an another sharp knife


保 守  メンテナンス  Maintenance

                メンテナンスの英語はMaintenance、メインMainという頭言葉がついています。

                メインとは、主なもの、力、重要な部分という意味です。

                骨肉分離機も一つのナイフです。Deboner is an another sharp knife.

                ナイフが切れなくては、仕事になりません


基本的なメンテナンス リスト
  ビーハイブセパレーター ポ  ス タツマスター 3X−RT
毎日 組立て時−
・フードグリースを金属同士があたる
 全てに塗る
・ヘッドベアリングにグリース補充
・オーガー、スクリューなどにバリを
 見つけたら除去・組立ては芯が通る
 ようにする・最後に手でオーガーを
 逆回転に廻してあたりがないことを
 確認 −最重要−
組立て時−
・フードグリースを金属同士があたる
 全てに塗る
・スクリーンプレート、スクリューな
 どにバリを見つけたら除去・組立ては
 芯が通るよう真直ぐに
・最後に手でオーガーを逆回転に廻し
 てあたりがないことを確認
 −最重要−
組立て時−
・フードグリースを金属同士があた
 る全てに塗る
・部品のバリをチェック
3日ごと ・オーガー/スクリーンの隙間調整
 目標間隔は 0.25mm




 
週間ごと ・グリース注入−ベアグリング
・カートリッジ、チエーン,スプロケ
 ット・スクリーン内壁のキズ磨耗の
 状態
・ステックアウト S/O測定

オイルのチェック プレートの研磨・ナイフ交換
半年 ・オーガー/スクリーンの研磨
・ヘッドベアリング交換−半年/研磨
 毎
・リングバルブは4ケ月ごと
・ギアモーターのオイル補充
・スクリュー/スクリーンの肉盛研磨
・レストリクタ−の研磨は4ケ月ごと
・オイルのチェック 補充
年間 ・ベアリング交換

・センターベアリング交換

 



HACCP チキンミンチ製造工場での< 始動時 >の必須チェック項
                                        HACCPインストラクター 石井達雄
                               American Meat Science Association HACCP講習終了者 1997
危害原因物質 危害の要因 防止措置 CCP設定
細菌の汚染 機械の内部には、前日の汚れもまだ付着して原料ガラが押し出してくる可能性、溜まっている水、スクリーン穴に残っていた骨などが含まれている
始動してからの最低20kgのミンチは廃棄 CCP
異物混入
機械部品にある金属バリ



バリのチェックと除去


GMP
薬害の汚染 ガラは粘膜にチラーの水を抱いて入ってくる
―ジ亜塩素の保有量―

チラーから解体ラインでのジ亜塩素の
使用量チェック

 


研 磨


<磨 耗>

磨耗は骨がステンレスの硬いオーガーのフライトの角、スクリーンの穴の角を丸くすることで進行します。
その他の原因では 隙間調整がピッタリすぎると金属同士が摺りあってゆきます。
進行する原因は、組立ての不備、ベアリングの消耗でセットが正しくても芯が通っていず蛇行運動となる
ビーハイブの場合 オーガーの外口径O/D とスクリーン(チャンバー)内径I/D 差が、1mmになった時は、
オーガーは12mm前進して スクリーン(チャンバー)が後退することになります


研磨時期の証拠

<スクリーン>の前方部分の穴に骨が詰まる
      (写真の白い点々)
     内壁が凸凹してきている

<オーガー>フライトの表面が凸凹
      骨の排出溝が丸みを帯びてくる
      斜め角度に段落状になる
<リングバルブ> 溝に丸みがでてきて
      本来の役目である骨を砕く事が出来ない


研磨の時期 = 目安 稼動 600時間 生産量 600t                          

* 一番の判定基準は、 < 1時間あたりの生産量の低下 >< 品質の劣化 > *

                 早め早めに研磨に出して磨くことが、生産コストを低く抑えられます

<研 磨>
ビーハイブ
      ・オーガー/スクリーン(チャンバー)  2 - 3回
       オーガーの研磨部分は 4ケ所 どれも角度をつくるためです。
      ・リングバルブ     随時磨耗したら研磨   3点同時の必要はありません


ポス
      ・スクリーンプレートの研磨とスクリューの肉盛り加工
      ・レストリクター   随時磨耗したら研磨   3点同時の必要はありません

      アメリカには、研磨加工工場が沢山あり、弊社はアメリカ/カナダの専門工場へ輸出して加工します


<研磨費用 改定の件>
 弊社は平成9年にビーハイブセパレーターを初めて輸入して以来、オーガーとスクリーンの研磨代 330,000円を定額としてコストにかかわらず今までやってきました。それは決して安くしているのでなくただ同額で続けていただけでした。ここにきて円高がまだ今後も続きます。環境が違うものですので価格の改定を初めていたしますのでよろしくお願い申し上げます。

研 磨 料 金(平成21年10月1日 現在)
<ビーハイブセパレーター >
 オーガー/スクリーン研磨費用   300,000円 (元 330,000円)
 リングバルブ研磨費用         50,000円 (元 53,000円)

<ポ ス>
 スクリュー 肉盛り/スクリーン研磨費用  340,000円 (元 380,000円)
 レストリクター研磨費用              45,000円 (元 50,000円)



 = [[ チキンミンチ生産管理講座 ]] *機械の稼動状態とその対処 *

ポ ス の 部
  ケース .P-2

問い: スクリーン内部の穴をチェックして組立てやり直しすべき理由を
2つ上げてください

@ 大きい穴の3ケ所は、3枚のスクリーンプレートを逆につけてしまった。
 穴から2o台の大きい骨片が出てくる危険性あり
 ポス PDE1500のプレート穴口径
   0.5o × 18o


A全体にバリが多くなっていて穴を塞いでいる
 生産性も落ちているはず。
 ヤスリでバリを取り除いてください。又、よく切れ始めます。