骨肉分離機、POSS、BEEHIVEなど チキンミンチの本当の品質を評価 旅の楽しい話
TATS紀行  On the road again 九州 出張の旅    平成26年 夏


ウイリ― ネルソンの歌う On the road again という歌が好きです。
私なりの訳は「もぅ いっちょ走ろうか」
私と社員の馬場さん、松谷さんの3 人旅です。
宮崎市の水産加工会社㈲丸哲に骨肉分離機Chiby チビ をお貸しして試作に励んでもらっていました。 そこから長崎までレンタ・トラックに機械を積んで行くわけです。

長崎市内へ行くのは初めて ナビに従ってゆくと右へ右へ?? 余計なドライブを1 時間以上して
やっと老舗のすりみ製造工場へ到着。 ここでは長崎市内で蒲鉾になる原料すりみをつくっています。
すりみの採肉機は、ベルトとドラムの回転で魚の肉を圧縮して採ります。   それとは 異なる我らの
骨肉分離機での結果:トビウオ ドレス  歩留 79%  生産性  249kg 時間あたりペース  まずまず
 シイラ ドレス  74%  441kg/H  〇
 ハマチ中骨   50% 742kg/H
           小さな機械でどうしてこんなに肉がとれるの? と言われました。

長崎から雲仙へ泊ろうと南へ向かっているうちにに夜も7 時半で海岸線の小浜温泉OBAMA オバマでした。       トラックを止めた処の看板を見たら夕陽が一番良く見える露天風呂と書いてありました。もういいやここで。
この山田旅館の今夜の客は 我々3 人だけ。
その屋上の狭い露天風呂は流石に素晴らしい!
そこに亭主が、ビール持ってやってきて
            「湯船で一杯! どうぞ」
浴衣に下駄はきで石畳を音を立てて歩いてくだ
さいという亭主も昔風でカッコいい。

馬場 :旅館の亭主に案内された近くの居酒屋(食事処)で今日の工場でのすりみ機械は大きな装置に対して、我々のチビ機は本当にチビだし、従業員に音が静かでとほめられたねえと話し合って…・
地元の料理を堪能しながら夜遅く迄3人で語り合う。小浜温泉の夜は心に残る一泊でした

翌朝 島原からフェリーで「熊モン」の熊本へ。それから鹿児島方面へ南下。機械が振れてロープの巻き直しあり。 宮崎県から鹿児島に至る海では 鰤の養殖が盛んです。

養殖ブリの中骨からのチビ身- 朝水揚げの鰤だから プチプチ感があって美味しそう。
そこで保存性研究のサンプルつくり。中骨からの魚の挽肉をすりみでなくて どのように酸化防止をするかなんて研究がありません。だからビタミンCやE添加での効果測定の研究を東海大学と始めています。保存性が不安定だと作っても商品価値がないからです。担当は それを卒論にする橋本君です。

馬が大好きな私は、遠周りとわかっていても南端の都井岬を
廻って― この岬の急な崖で草を食べている日本の在来馬
御崎馬を見に行き 馬を追いかけました。
都井岬の御崎馬の赤ちゃん





青島は初めてでした。天然温泉健康ランド
『華の湯』がホテルと一緒。
大きなお風呂と露天は洞窟スタイルの広い
湯船だから満足満足
「泉質」効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、
華の湯の入浴時間
・ご宿泊者のお客様 14:00~23:00                   青島を背に馬場さん
・日帰りのお客様 10:00~23:00

 
  松谷 : 青島神社に向かう途中で干潮で鬼の洗濯板におりて、タイトプールのヤドカリやイシダタミ(巻き貝) そしてハゼの仲間など採取していた子どもと一緒になって遊び、 プレゼントしたら親子で喜んでました。

 青島神社では、お守りはバラエティ豊かで迷いました。縁結び、安産、交通安全の御利益があるとのことで全部ほしいから「日向之国 七福神守」購入
恵比寿、 大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋とフルメンバーが揃いおまけにお守り黄金までついていました。とても得をした気分です。
そのせいか お詣りしてからビロー樹の木陰下で食べたかき氷がとてもおいしく感じました。 涼しい

温泉好きの私は、どこでも出張先で温泉へ行きます。今日は日曜日ですから 宮崎の北を目指して
西都の古墳を訪ねました。 この辺には300 基もの古墳があるとのことですが、大きなお墓の周り
がひまわり畑です。この一つの古墳を建物の中で見られるようにしてあり ウーム
      さいと温泉 - ここは地域のお風呂屋さん。だからアットホームな雰囲気でした。

丸哲の日高専務が、「帰ってきてください。その機械注文するから」とのことでした。
”喜んで帰ります”
この会社は、水産加工だけでなく一つ葉の杜に佇む日本料理の老舗『四季乃一つ葉』をも経営している食品感覚あふれる企業です。
カツオ、マグロ、鰤からのプチハンバーグ
のサンプルは、 既に産業給食や多方面に
紹介して早くも好意的な注文すら来てい
るとのこと。
それじゃこの道具<機械>が要りますね。
従業員の皆さんも凄く興味を持って取り
組もうという態度です。
現在建設中の新工場で生産を開始すると
の事。

「私は 宮崎の魚をもっと食べてもらう
ためにミンチで美味しいものを作ってい
きたい。」と専務。
いいですね。 そうです。
魚の挽肉調理品です。
新製品を作るのです。


             
石井達雄

          笑顔で練習中の池田さん
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