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TATS紀行 アラスカの話 PARTⅡ 2013. 9月![]() アラスカは小さな島が海岸線を連ねています。その中でも大きな島Kodiak コデアックでの9 日間でした。 シケで強風の日 波の上に波しぶきが捲き上げられて陸地へ向かってきます。陽は高く暖かいのですが, 強風が穏やかさを奪ってゆきます。 アラスカは、自然も仕事も凄いものです。 よくわかりました。 ![]() ![]() コデアック島の5 社ある水産加工工場は 何処も漁師が獲った魚を受けて24 時間稼働だそうです。交代制で働いている労働者は、フィリピン人がほとんどで少数のアフリカ人。白人は管理職も現場作業者も少数にみえました。どこの会社にも日本人が管理職で働いているのはちょっと驚きでした。無理もない。日本市場への販売が重要で当然ですが、とは云ってもこの地での仕事も生活も大変だろうなぁ。 右の写真の右の建物は、工場と事務所でその3階がbunkhouse で寮です。というより下宿かな。 日系企業のAPS社でのテストの私達は日本人管理職達と工場の寮での自炊でラッキーに楽しみました。 共同便所シャワーで自炊だからトイレでフィリピン人と朝の挨拶やコンバンワを言っているうちに会話が出来てきます。私達の骨肉分離機械のテストの噂を聞いてか 親しみある会話になってきました。 ここで永く働いている人は、新しい人との会話が新鮮なのか 自然に質問が多くなりました。 朝は長袖2 枚を着ていないと寒いけど 今はまだ秋だから午後から4 時まではT シャツの人が多いです。 魚の中骨から新しい魚ミンチを作る 私達は 骨肉分離機の仕事にやってきたのです。 私の設計した機械TPMincer は アラスカの大手会社で既に5 台が稼働しています。 それは伝統的な蒲鉾用のすりみ製造の工場での歩留り向上に役立って喜ばれています。 アメリカでも、魚の切り身がスーパー店頭に多く並ぶようになっています。つまりアメリカ人がもっと魚を食べるようになったのです。だからフィレ肉を採る仕事が増えて中骨がアラスカで大量に廃棄されるようになりました。
だから中骨に肉があるのに考えもなく捨てるのは「もったいない」 Mottainai. Too good, Don’t waste. さて テストです。試作開始から電気工事ミスと骨が詰まって機械が止まるから関係者は皆疑心暗鬼。 鮭の中骨から肉だけを分離した<チビ身Chiby-Mi>は、鮮やかなミンチでした。 美味しい魚をそのままの挽肉料理で不味いわけはありません。試食に私がつくったNugget は大当たり。 今までに無い魚の新しい商品を世に出すべきです。 ![]() 海に向かっての海岸線の道が東西にあって山へ行く道は1 本らしい。 山はヒグマの生活場所でしょうから遠慮した方がいいし、景色がいい キャンプ場もあって泊る場合は 食糧を金属製の檻のような箱に入 れる事が義務付けられています。そうでないと熊がテントや車に今晩 は?があるんで。 ![]() 地ビールのKodiak Brewing は 何時も一杯の人だかり。 $5 と安くて美味しい地ビール で2杯しか飲ませてくれません。 酔っ払い防止とか。 今夜のバーテンダーは可愛い娘 さんでした Why not, Salmon Fishing in Alaska 銀鮭Coho Salmon が上がってくるシーズンですから。ここは海から川になっている浅瀬ですが、よく見るとこに群がっていました。 鮭は産卵場所では餌を食べないのでフライフィッシングだそうです。 簡単に釣れそうで釣れないもの。 名人が竿を投げています。 ![]() ![]() こっちは証拠写真です 東海大学4 年生後藤君の笑顔!でっかい銀鮭をこの場所で釣りあげました。 彼はここに沢山いますよ! 竿を入れたら釣れますよ・・ <NO FISHING>と立て札があります。川に瀬が作ってある特別な禁漁区で彼は……・・・・・ 監視員が見つけると罰金は$9000 だそうです。 証拠の鮭はどうしたの? 日本へ? コデアックからシアトルへ戻る日8.15am 発のはずでした。 ![]() 前日が強風で欠航便もあったそうです。 なんと私達の3 人前でOUT! 締め切り!! 次の便に差し替えしてくれて何時? なんでもOK. でも夜の11:30 発でシアトル着6AM. こんなことアラスカでは日常些事と思うべきことです。 仕方なくタクシーでAPS の会社へ戻ったら 「お帰りなさい ゆっくりしていって・・・」 でもよかった。 やりたかったマダラの頭をテスト できたから・・・・ アラスカは凄い! 石井達雄 骨肉分離機SHORTY と担当者Sparky |