TATS紀行 ディスカバー・ジャポン Discover Japon
日本政府は観光立国を目指す?そうですが私には実感がありません。我国には、独特な文化があるからそれを楽しめるはずだ!と思うのは普通ですが、訪日?来日した人は駅にも英語の表示がない!とよく言います。あるはずがローマ字です。英語ではありません。せっかく行きたくても入れない日本の仕組みが多いからです。・・・・・今回の友人との旅では旅館の支配人から「外人を連れてくるなよ!」とタクシー運転手が言われた言葉を背中に受けました。京都はもてなしが上手で全てのお客様を受け入る古都です。 見直しました。 |
パリから初来日の親友のダニエルが着いたのが朝9時。まず成田山へ案内したら 従兄のステファンが
引いたおみくじは 吉」でした。
それからの日本探索は・・「コスプレを見たい」
「なんでそんな事を知っている」「日本旅の本にでている」新宿の雑踏、人の波を見て「皆行儀よく並ぶね。素晴らしい。パリはデタラメに誰でも勝手にする」 原宿の竹下通りはヤングのファションショー通り「パリにはこんなところはない」へえーそうなのですか。
フランス人は、貪欲に楽しもうとする。
<生き作り>を食べたい!本に書いてあるからTats!案内してくれ。
調理場まで入りこんで見学した後でピクピクしている刺身を「うまい! トレビアン!」
大相撲は強い要望で本場所14日目の両国国技館へ出かけました。 4人用の狭い桝席の畳の上では、フランス人も現代日本人も長時間の正坐は無理無理?
足の曲げられないダニエルには苦痛の2時間。 でも大喜びの彼はフランスの鹿狩りの仲間や両親へ電話で実況中継。 勝負は横綱の勝ち!
観戦した土俵の礼儀と技は感銘を受けるものでした。でも私は [どうして外人や年寄のお客様をもっと大切にしないのか。土俵に近い椅子の席はないし、入場券そのものが買いにくい-伝統という怠けグセ?]
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舞妓さんに「おめでとうさん」と祝福され「おおきに」と京都弁で返すFrench伊達男
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仕事を終えて京都へ
ステファンの誕生日でした。
お祝いに祇園のお茶屋さんへ上って遊びました。
舞妓<市和佳 いちわか>さん
三味線のお姐さん、お茶屋の女将、ダニエル、私とみんなでハッピーバースデイを歌って祝いました。フランス国旗を付けたケーキを持ちこんだ義兄に感謝!
舞妓の踊りにお酌でハッピー。
私の方は70歳すぎのお姐さんからのみのお酌で・・・・・
京都の夜は 美味しく楽しく 盃を重ねてもう一杯
フランスの田舎から来たダニエルとパリのステファン in 京都
八坂神社の南門にて
狭い路地を歩いてゆけば、小さな割烹料理屋のあかりが灯り、漢字とフランス語で名前が書いてある。
着物をお土産にといえば、絹の本物が古着屋で買えた。凄い。
金閣寺を作った人は一人占めしていた。それは眩く、壮大な庭は見ていて飽きない。でも修学旅行の中高校生で満員電車のような拝観でした。
現代の高校生修学旅行は、ハイヤーで4人づれが京都の観光をして廻るようになっているのを初めて知りました。運転手がガイドを兼ねている
正に京都らしいもてなしのアイデア。

一転して 静けさが染み入る祇王寺 ぎおうじ
静けさに気品と優雅さを感じてそこにいるだけで気持ちが落ち着く小世界でした。 2人は暫らく腰をおろして庭の自然に溶け込んでいました。
出口に立て札があって <禁煙 犬の散歩禁止>と書いてあります。
おしゃべりで賑やかなフランス人は「これでは不十分だ!」
こうあるべきだと加えた・・・・
No Smoking - 禁煙
No Dog - 犬の散歩禁止
No French - 騒がしいフランス人の立ち入り禁止 |
これで京都の美と平安が守られると!
メルシー Merci 石井達雄
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