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TATS紀行  フランス気質              June 2009

 フランス人はおしゃべりだ。 赤ワインを片手に音楽のようにしゃべりまくっている姿は様になる。英語が通じないで困ることもあるけど、それは彼らがフランス語を美しく発音することを大切にしていて生活や仕事で英語は必要でない。それに外国人にあわせてわざわざ英語を話してやることもないだろう。「ちょっと2分待ってください」とよく言われるけど、アメリカ人に言わせると「20分待て」との意味だ。実に正しい解釈と同感。フランス人は法定労働時間が週35時間だからか余った時間はおしゃべりに使っている。
Tats, お前はもっとSpeak French!」とよく言われる。

 パリは嫌いだ。料理は美味しくないし、タクシーは乗車拒否ばかりで苦労する。おまけに強盗にまであった。新幹線TGVの上野駅のようなモンパラナッス駅でも、列車のプラットホームは20分前にならないと掲示されないでわからない。改札口はないし、切符の検察のみ。ストライキは恒例行事。消費税が、19.6%。信じられる?だからかわからないけれどスーパーは少ないし、品数も日本の比ではなく少ない。パリの大都会と違って私が訪ねる中部の田舎は過疎でもあるのか、週1回の市場が町の中央サークルで車のお店が集まり突如として始まる。肉屋、魚屋、八百屋、パン屋、洋服など1業種ずつあって買い物が楽しくなるし、普段人通りが少ない街に住民がこんなにいたのかと思う時でもある。そんなマーケットが随所で開かれている。古い教会はどこでもあるし、石積みの数百年も経た家もどこにでも見かける。現代と数百年の歴史が同居している。 
 悪口はこれくらいにして、以前にフランス通の教授が「フランス人の冷たさ」を説明してくれた。そうだそうだ。うちとけた態度や親切さは乏しい。鹿狩りの会員になりたての時にはよく経験した。でも一旦仲間として受け入れてくれると断然違ってきて守ってくれるというか、義理人情に厚い連中だと感激してしまう。階級社会が生きているからだろう。私が若いころにブルジョワと労働者階級といった言葉がよく使われていたが、日本で実感はなかった。でも士族と平民グループとでも分かれた存在が現実にここにはある。勿論 外国人(黒いアフリカ人など)はまた別。それが融合せずにある。

 鹿狩りの会では、騎馬で狩りをするハンターと車か足で追いかける勢子に分かれる。勢子の子供は勢子をやるし、勢子が偶に馬に乗ることもない。いつもの食事会の席も明確に別で乾杯も周辺同士だけ。でも会員であること、友人であることも変わらない。ただ おのずと役割が違う中で共存しているふうに観える。
半年に33回も狩りをやる我が鹿狩りの会も毎回ほとんどのメンバーが出てくる。それってなんなのだろうか。

 今回は恒例のバーベキューパーテイで狩り場の国立公園に隣接している9ケ村の住民を招いての300人の楽しい初夏の1日。赤ワインがどんどん空いて盛大なおしゃべりが盛りあがってきた。お世話になっているという気持ちの表れだろうか、テントの立ち上げから設営準備の2日間を夫婦で家族で会員達は泊まりがけまでして働いた。アランは牛の半分を12時間も一晩かけて焼上げて美味しいローストビーフに仕上げた。
 次期会長の親友ダニエルが、「If you want to show…….」お前がやりたいのなら日本の侍の刀と剣舞を見せたらどうか・・ これってやれとの要請だ。オレも会員だ! 役割りを果す義務がある。ちょっとカッコよく、居合いと剣舞[川中島]を披露。 森の中の草はらの上で「鞭声粛々 夜河を渡るゥー….」。上杉謙信が武田信玄めがけて一騎で刀を振るう瞬間!「長撃を逸っす!」刀を上段に構えて・・・

  おしゃべりが途絶えてシーンとなっていた。








 トレビアン! ブラボー 若い美人から70歳の美人までチュチュチュと右の頬から3回キスをしてくれました。 メルシー うれしい 楽しい。 芸は身を助すく。
 
 竹刀で剣道の練習で勢子のジョルジョが竹刀を振った。 彼が奥さんに「フランス語ができないTatsと英語を話さない自分は完ぺきに会話が通じ合っている」と。そのとおり。Oui
海坊主のような坊主頭のチェリーが、手を出して「Super.  Bonne chance
  私は言った。
 「お前とまた会う。ここの森で。11月の狩り」
  固い握手。武士に二言はない

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