TATS紀行
秋の岩手・・赤ベこ 日本短角牛 Oct. 2008
まるで, アメリカの大平原!! いえいえ ここは岩手県北部の山形村の牧野です。
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この群れの左手に歩いている白い雌牛が私の牛で、その仔牛がその先を尻尾振って。
和牛は、黒牛だけではありません。南部牛を先祖にした日本短角牛(赤ベコ)も北の和牛です。
岩手青森では昔から赤ベコを春から親子で山野に放牧し、牧牛-まきうし-という雄牛も放し交配して、秋に農家に連れ帰るという伝統の方式で飼っています。草で育ち、丈夫で,大きくなるのが短角牛です。私は大学1年生の夏に初めてこの赤い和牛を見て感激、いつかこの牛の持ち主に・・・・・・・・・
何年も前に仕事で来た久慈市 焼き肉屋「赤ベコ三平」で一杯二杯とやっていたら、店の親父が闘牛の話を始め、今子牛が安いと「オレ!買いたい!」 それから肉牛に育てては、平庭高原の山の中でバーベキューを。美味い牛肉です。可愛がって自分の牛の肉を自分で料理するのが夢でした。
縁あって糟毛(白髪のような)の「寿納」を得て今年4頭目が生まれました。
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盛岡から二時間の山形村では、恒例の闘牛大会が郷土の歴史です。日本で闘牛が盛んなのは、徳之島、沖縄、宇和島、新潟山越それにここです。山形村の赤ベコは、肉牛になるのみならず、闘牛として全国へ送られていることはあまり知られていません。
今年 右の写真の次男坊牛がこんなに立派になってデビューする予定です。
私の闘牛「山木龍」山形村で生まれて、森で育った男という名前にしました
10月19日が戦いの日です。強く勝てれば来年を期待し、負けて意くじなし
なら肉になる― だから勝たねば!
勝敗は後日報告いたします。 |
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