骨肉分離機、POSS、BEEHIVEなど チビと魚 チキンミンチの本当の品質を評価 技術 YouTubeList 旅の楽しい話
TATS紀行      オメガフイシュとは      石井 達雄 2022.1

 佐賀県には、ユニークなものがいろいろとあって、出かけると伊万里のコーヒーカップを、呼子のイカの刺身を食べるのが毎度のこと。唐津のおくんちの山車の後を追ってゆくのも楽しみの一つでした。

 魚は獲れなくなってきていて、でも養殖鮭を先頭に世界での需要はより増えています。だから自由に輸入できた時代は、ずっと過去の事。日本の買い負けと言われるぐらいになって久しい。ノルウエーからのチルドの養殖サーモンが寿司屋で握りや刺身に出回るようになって楽しくなりました。今や鮭の養殖場も全国にあって、魚が来なくなった北海道南部では新規に開設備されています。マグロ養殖場が182カ所(2019年)もあるとのこと。養殖には、生餌に格外サイズの青魚や獲れすぎた時の鯖やイワシが予定されてきたと聞いています。でもこれって 何時まで続けられるかは????  誰もわかりません

 私の骨肉分離機は、硬いもの(骨)と 柔らかい(肉)を分離するものですから、食肉、魚肉の業界で加工品の原料を供給するという役割をしてきました。でも、魚卸市場で出てくる中骨や内臓等をゴミとして廃棄するよりも大きな骨さえ覗いて混合すれば、それだけでも養殖場へ送ることだってあり得るとは思っていました。五島列島の養殖場で冷凍魚と小麦粉等での即ペレットを給餌しているのをみてきました。人手の足りないのは、日本ばかりではありません。 

 株式会社トーセン農場のオメガフイシュ
https://omegafish.jp/)に行ってきました。
オメガフイシュ とはなんだか判らずに訪問したのでした。会社に着いたら なんと採卵養鶏でした。 
仕事がら卵を産めなくなった採卵鶏を処理する食鳥処理場は私の機械の取引先が、全国にありますから見慣れたものです。

 その養鶏場の堀川良一 社長が、開発した魚の飼料とその煮沸加工する機械が、「魚粉の製造方法」として特許を得ているのでした。オメガフイシュは、魚を煮沸しながら卵を投入してゆくと卵のタンパク質が魚油を包んで魚粉状になるのだそうです。つまり 高栄養の餌を作る工場でした。煮込んで機械から出てきた状態は、まつ黒の塊であって 魚の骨の大小はそのまま見えました。毎日数多くの卵が、雌鶏から生み出されていますが 全てがスーパーで売れたり、玉子焼き、カステラの原料になっているわけではありません。

 殻が柔い、破卵、格外のサイズ等は、毎日多く出てきます。それらの卵も卵です。それの活かす方法がこれでした。魚は、料理屋、市場などでゴミにされる中骨、頭などなどを集めてきて、この機械で煮込み、そこに卵を加えて 新しい飼料として 肥料として活かしてきているのでした


              製品となった オメガフイシュ

高栄養価のある餌料を養殖場へ 
 魚種によって、好みの餌のタイプはあるものでしょう。また成長時期によって替える必要も出てくる。それは、各自 養殖場で研究すれば、できないことではない。魚は、市場や加工場だけでなく、定置網では少なくても30%は毎度廃棄されているとのこと。採卵農家だって 10,000羽飼育していたら、どれだけ捨てている卵があるのでしょう。原料はあります。その先の鶏肉処理場だって、骨ガラからチキンミンチを取ったとしても、内臓、頭、羽根はタンパク質でもありますから、これだって原料としてテストする価値もあるでしょう。骨は、煮込んでも残ります。ここで骨肉分離機の出番があっても・・・・ 人間の食品じゃないから、骨の異物が出ないように1mm穴径スクリーンでなくて、2mm穴でも魚は文句を言わないでしょう。でも分離した骨を粉砕したら、肥料にならないかと・・・・

 魚粉のサイズが小さくて均一ならば、乾燥して、ペレット加工作業も簡素化できる。長期保存や遠距離輸送を必要がないなら、製造のコストダウンや人手対策にも生かされるかも。SDGsと言われていますが、これも新しい考え方の自然な流れを構築すれば活くる一つでしょう。

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