TATS紀行
40年振りに馬との旅を逆周りして 2008.7.12
先週7月11日網走で仕事を終わってから 昭和43年8月末にドサンコ馬の竜(りょう)と函館から35日目にゴールした小清水原生花園から逆に南の白糠まで行ってみようと思いました。今度はレンタカーです。
さて網走は竜との旅のゴールでした。40年も昔の話。
まず 原生牧場レストランでジンギスカンを食べて準備。
最後に泊めてもらった牧場はその近くでした。ここは観光乗馬をやっているとこだけど誰もいないので馬に勝手に近づいて触っていたらそこの人が出てきて「あんた
なにものですか?」 「 私はcowboyです 」
40年前に泊めてもらった桜岡さんの牧場はどこですかといったら「家内はその娘です。オイ お前この人を覚えているか?」「アンタが馬に接しているのがただものでなかったから声をかけたんだ」
ドサンコの竜に苦労をかけたからこそ 馬と仲良くできるんだ。竜と別れた夜は泣きながらウイスキーを空にした涙は今も忘れない。
それから 釧路、白糠までの逆コースに車を走らせたノスタルジー。馬を買ってくれた酪農家の場所は見つからず、景色の思い出せるところもあり、林を越え、屈斜路湖の温泉地。
ここの旅館で馬のお客は30年ぶりと言われたのだけど、どこかわからない。川湯だったはずなのに湖があって。確か久しぶりに晴れた日だった。雨の中を馬の背中に6時間は乗っていたもんね。
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行き過ぎて客の誰もいない露天風呂のコタンにたどり着きました。フクロウの彫り物をする小さな店に入ったらそのオヤジが長年の親友にあったような話しぶり。彼のフクロウは怖いぐらいアート。3羽木に止まったのを買いました。

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これは妻へのプレゼント。未完成の子馬の木彫りがきわめて気に入りました。2つで10000円.満足満足。 これは本物の馬の魂が入っている。雨の中を急いで走りました。日大の後輩の森本君が待っている。遅れて8時到着。25年ぶりに再会。
彼のお母さんとは昭和50年以来。でも 達ちゃんって呼んでくれてずっと会っていたようなホームな感じ。森本君は59歳。3年前に東京から帰ってきて鶏肉工場を継いだのだけど独身のはずが、20歳以上若い奥さんを得て9カ月の息子までもった幸運な男。
この森本家に馬と一緒に泊めてもらったのが、40年前の夏。
久しぶりに乾杯して 彼の鶏肉のお客の話になって「原口産業」!
昭和50年3月に親父お袋、荒木兄、故山田さん、丸魚の故藤原さんらとオーストラリアへ牛肉工場視察の旅に原口親子が参加して楽しい旅をした仲間。 その後の取引は多くなかったけれど仲間だった。
土曜日に会いに行きました。 顔を見たら「アーアー 名前が出てこない。オーストラリアへ連れて行ってくれた・・・・」人の縁は、時間を超えて繋がっているものだと思いました。
お袋に今日この話をしたら「原口さん」ってすぐ思いだした。
竜のおかげで今もこんな快いいい思いができるなんて・・・
今回お会いできた皆さんに感謝!また会えるね 石井達雄
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