TATS紀行 コロナ巣篭もりBBQ ―魚を料理しようー 2020. 7月 TATS
コロナウイルスでの出張なし、自宅での毎日過ごすとは。そこへ水産技術士の林さんから沢山の魚が突然送られてきました。海を広く知っている彼が選んだのは、長崎県の橘湾の海の幸でした。来たものはしょうがない。 長年バーベキューをやってきた私だからそうだ暇だし。 魚を炭火で焼いてみようと。

長崎県の雲仙市は、あの橘湾の入り口に位置しているところ、そこでカタクチイワシの漁獲を生業としている天洋丸からの海の幸。
天洋丸 http://tenyo-maru.com
獲った魚の命を生かしてより美味しく食べるために・・・カタクチイワシを食べよう!と、テーマにしている漁師
サバ NIBOSABA
サバを炭焼きのBBQなんて 長年肉を焼いてきた私でも、やったことが無かった。
コロナだもん。何でもあり やろうと炭をおこす。
焼き魚のような強い火のいれ過ぎでは、いけないからと
ローストチキン風に弱火でゆっくりと。
乾燥しないようにボウルをカバーして温風でじっくりと・・・
このサバは、養殖でカタクチイワシの煮干しを餌にして育てたものと。食べた後でなるほどと・・・
だから 二ボ(し)サバなのだ!
カタクチイワシ (雲仙こいわし)
そのまま弱い炭火でじっくりバーベキュー
BBQイワシは、つまみには、旨くて焼きながら摘み食い。

干物だと思い込んで味が濃くなっているだろうと、小まめにひっくり返して、焼いていて、途中スーパーで買ってきた鮭をイワシの上にのせて焼いたのです。
柔らかく焼き上げたのに、夕食時に家内が『ナニコレ? イワシ臭くて』
・雲仙こいわし・は生で冷凍したものだったとあとで知って、イワシの脂の強さを改めて知りました。
だから、冷凍だったのだ。
コロナ巣篭もりBBQ だからこそ何でもあり、いつもは仲間と青空の下、口角飛ばしながらワイワイ
やっていたものが、独りで静かに炭の具合を見つつ、夕飯をゆっくりと作る時間に・・・・・
送られてきたのは、漁師体験セット
「天洋丸はカタクチイワシを主に漁獲対象としたまき網漁のほか、小型定置網漁、かご漁などをしているため、橘湾で漁獲されたサバカタクチイワシ、ヒラメ、蛸が・・・・」と
なるほど、いろいろな漁のやり方で魚を獲るのだなあと。そりゃそうだな 深い海の底を泳ぐ奴と水面に居る魚が同じ網に入るはずはない。
さてと、夕飯は、蛸めしにしようと
蛸は、スライスして、醤油、みりんを炊飯器にお米と一緒に炊き上げました。
メニューにニンニクとあったけど、家に無いし買いにも行けない。無けりゃ無いでいいや
しかし、美味い。 これは習慣になりそう
蛸を家庭で料理して食べたことは無い。
ヌルも下拵えしてある冷凍品だから、刺身は柔らかくて美味しかった。
翌日、まだ残ってる。 お昼のミートソースへ入れました
大きなヒラメを刺身にして『づけ茶漬けのたれ』に一晩浸けておいて、翌々日の昼ごはんはこれ。
明治生まれの祖母が主婦の時代は、これが毎食の料理で炭や薪で魚を焼いていたんだなぁと今まで
思ってもみなかった事に気がついた。
確かに 炭に火がつくまでが簡単でない。
今回のこれらで魚は、肉よりも火を弱く時間をかけた方が美味しくできそうに思えてきた。
ヒラメの頭も煮付けように残していたのも、焼いて美味い。
おつまみのイワシを頬ばりながら火を見ていて、そうだ明日は焼き芋を東京湾の江戸前のコノシロを丸ごとやったらどうなるか。茄子を・・と次々にアイデアが出てきました。今度は、マグロのカマを骨付きで、それに醤油とみりんでづけの味付けをして焼いてみたい。
炭の上での海の幸の楽しみ方を経験できました。 海に感謝
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