TATS紀行 コロナウイルスへの対策―今やるべきこと <当たり前>とは
2020年5月 石井 達雄
コロナウイルスは、見えない敵であり、誰もが被害者(被患)にも、知らずに加害者(キャリヤー)にもなりうるものです。 私は、長年アメリカや海外の鶏肉、水産加工、食品工場を見聞きしてきました。
それらの工場では、マスクを着けて働いている人はいませんでした。だから日本でのマスク姿にずっと作業上でやりにくさを疑問視していました。 昔、鶏肉工場の工場長から「マスクはいいね。おしゃべりが減って仕事がはかどるよ」と聞いた覚えがあります。 HACCPはアメリカの法律ですが、マスクの条項は無いそうです。日本のHACCPでもマスクは必須事項では無い様子です。
コロナウイルスの地獄が、始まった2月から現在5月の日本での鶏肉工場の閉鎖は無いようですし、食品工場の閉鎖の報道も聞いていません。 アメリカでは大手豚肉会社の閉鎖、牛肉処理がー25%減になっているのと比べて
どうしてなのかと不思議に思ってUSAの取引先や友人達へ聞いていました。
(参照 Youtube: agweb.com )
日本では、鶏肉工場/水産加工場/食品会社の大小、レベルの差に関係なく<当たり前>な事
1.マスク、
2.白衣の着替え、
3.靴の履きかえ 4回(外履き、スリッパ、トイレ、長靴)
3.現場へ入る前の手洗い 1日最低2−3回
5.アルコール噴霧 手洗いの後 毎回最低2−3回
6.使い捨て手袋
7.それにエアーシャワーを通って仕事場へ入ります。
現場は、3密の環境に等しいところが多いはずです。でも感染者が出ないから工場は稼働できます。 どの工場も人口蜜集地でないから個人が車で出勤が多いのはアメリカとも同じです
しかし、 アメリカでは、マスクはしない、白衣も上着を着るだけで自分のジ-パンのまま、更衣室で靴を長靴に履き替える。 手洗いはトイレぐらいがほとんど。 これだから本人は知らずにキャリヤーとなって外から菌を持ち込める。
この違いは、アメリカの現場のコスト重視の考えかたの環境。 日本では、衛生面での<当たり前、>であり、カッコ悪いと見学したお客が注文を減らす! その習慣が結果として
外と内が切り分けされている! ―そんな推定が考えられました ー
今やるべきことは、<当たり前>をもっとやることが守る力だと!
自分を守る/仲間を守る/社会を守る
今日のアメリカからのmailでは鶏肉工場は、閉鎖はしていないが、作業員同士の間隔を広げろという指示があったそうです。 閉鎖された豚肉、牛肉工場では、社員の被患だけでなく、コロナにかかりたくないから出勤しない社員が多くいる事。 ステーキレストランが閉鎖されていて高価格部位が売れずに、在庫だけ増えるからとのことです。
貴社でも もっともっと<当たり前>を命令にしてやらせることができないでしょうか。 80%接触を減らすと同じように、白衣/マスクは会社で洗い
毎日変える、手洗いは現場から出た時も、家でも会社命令で 回数を増やす、朝現場に入る前にうがい薬を、会社のバスは運転手が車内のアルコール手拭きを1日2回やる。 まだまだあるでしょう。
感染が出た時に一緒に作業した人の毎日のリストがあれば、クラスターのチェックになる。 エアコンの活用/空気の入れ替えに・・外着にアルコール噴霧・・・ 。
戦い方は、守る力が強ければ、勝てる!
もしも この提案にご賛同いただけるのであれば、仲間に伝えてくだされば幸いです。
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