TATS紀行 フランスでの「地獄と天国」
2007.11.11−20 石井達雄
フランスで鹿狩りの季節です。 Rallye Aunis Poitou鹿狩りの会員である私は当然行きます
パリに着いた、最初の夜に強盗にあって殴られて気絶、救急病院で目がさめたら現金とクレジットカードが盗られた災難にあいました。

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フランスの友人たちと遅い夕食とワインで乾杯をしていた後の出来事。前歯2本も折られました。フランスの救急医療は無料だったので文無しになった私には大いに助かりました。でもどうやってホテル帰る?友人Danielは警察で1晩中探していてくれた。
化膿止めは、美味しいコニャックと新ワイン・ボジョレーニューボーの毎日欠かさない治療が効きました。
その前に立ち寄ったバンコックでお寺の籤をひいたら「凶」−健康と財産を失うーとの札の通りになりました。
ポワチューの鹿狩りの仲間たちが親身に心配し−お前のfriendsとfamilyはここにいるのだから−と言ってくれて受け止めてくれたことが感激でした。
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狩りは成功! 鹿を得ました。
寒風の吹きすさぶ荒野から銀杏の黄色の森、枯葉散る林をトロットで早く駆け抜け鹿を追いました。
オスの最初に見つけた鹿をいつまでも追い続けるのです。目の前にいるメス鹿を無視して 次に私の先に現れたオスを「鹿だ!」と声を上げると仲間は「違う! Non!
左の角が大きい奴を追え」と言います。気持ちを集中して犬の声、騎馬狩人の動きを考えながら馬を進めました。
プロには見えるものなのですね。
狩りは常に学ぶことあり。
村人が勢子で15人のハンターは騎馬で犬の群れが鹿を追って森から荒野、畑の道と狩が続きます。
6時間後、終わってからの乾杯が最高!フランス語はわかりませんが、すごく通じ合ってなんでも楽しい。
オルネーの森にやって来る醍醐味はここにあるといえます。
「凶」の籤運のもう一つに[ロマンスもない]というのがありました。
ここフランスでの正式な挨拶は、そんなに親しくなくても頬にチュチュと2度もキスするのです。
今回は、私の膨れ上がった唇を見たら老いも若き女性たちも誰も握手だけですましてくれました。
ここまで当たるとは・・・・
今年も後36日を残すだけだから 毎日を大切にして良い年であったと感じたいものです 敬具
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